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第8期指す順8回戦 匠太2007さん戦

千日手局は一手損角換わりから右玉に組んだところ、攻め手が見つからなかったのか千日手にしてもらえました。

指し直し局は相掛かり棒銀から攻めを受け止められた後、形とばかりに不用意に銀を上がったため角を打たれたのがこの局面。対局中は▲69玉△78飛成▲同玉△68金▲77玉△69金▲76玉で耐えてないかなと読んでいたのですが、△69金ではなく△79金の王手桂取りから▲76玉△89金と進むので駄目です。本譜は▲69玉△95角成以下悪いなりに指し続けて粘り勝ちしました。偶然助かっただけなのでこれからの対局も不安です。

第8期指す順7回戦 ゆーすさん戦

繰り返し練習してきた角交換四間穴熊と、本番での指し方に全く関連性がなく(ここで72金なんて練習で指したことがない)、中盤で呆れるほど形勢を損ねて勝手に負けました。

なんか、色々僕には無理だったんだなと思う。頑張って指した棋譜をただAIに全否定されるだけ。しんどい。

第8期指す順6回戦 御鈴さん戦

御鈴さんは基本的には振り飛車党なので、これは振り飛車確定かなと78玉に寄ったところ74歩を突かれました。袖飛車です。

銀交換後の局面。ここは79角か、そのための56歩と指して角は引き角で使いましょう。これが袖飛車対策です。今日覚えました。本譜?ボロボロに負けましたよ。指す順では以前も袖飛車にボコボコにやられたことがあって(相手は調べればわかるだろうけれど、ボコボコにやられた棋譜を調べたくはない)、記憶にある中では2回目です。きつい。

本譜は精一杯反撃含みの受けをひねり出しているのに、全然迫ってもいないのがつらい。ジリ貧ではなく駒損していない序盤から呆れるほど悪くなっていて、詰むまでの時間をいたずらに引き伸ばしているだけの将棋でした。右玉への端攻めと袖飛車の数の攻め、序盤で突き放されての2敗。つらいですね。棋力の差を感じています。

第8期指す順5回戦 hato__stさん戦

22時15分、不戦勝となった。(対局時刻の勘違いとのことだった。)

戦型は相居飛車を想定していました。この2日間は四間飛車でポンポン桂を誘って勝つ作戦を準備していたのですが、開始1時間前に念のためはとさんの棋譜を確認したところ、はとさんのポンポン桂は24歩同歩を入れてからの45桂でした。勝つためにはその24歩は同角と取ってポンポン桂拒否するしかないので(24歩同歩が入っていると角交換の次の手で飛車が走れるためポンポン桂対策として有力な64角が飛車取りで打てない。はとさんも64角に苦しめられた結果この手順を選ぶようになったのだと思う)、ポンポン桂拒否して不慣れな四間飛車力戦をやるくらいなら相居飛車で素直に勝負しようという考えでした。

作戦を立てる際には、相手の棋譜を最初に確認しましょう(当たり前)。

第8期指す順4回戦 アクセラさん戦

普段は88角成同金を許容する駒組みをしないのですが、なんか今日は許してくれないかなと思い軽率に銀を上がってしまい、結果角交換されました……。

23歩ではなく22歩と打たせていることと、「序盤は飛車より角」という格言もあることから、なんか26飛と戻りたくないなと思い飛車角交換されました……。

結果、駒組みに苦労した上、結局は36歩~37歩成のスキを作ってしまい、飛車の打ち込みを許して先手陣崩壊しました……。

最後はこっそり詰めろかけたのがバレずに勝てました。ただ将棋には反省しかないので……慣れない駒組みはやめましょう。普段やらないことをその場のノリで指すのはやめましょう。

第8期指す順3回戦 熊田さんさん戦

最終手▲77桂が端攻めの準備に見えなかったのが敗因です。ソフト推奨は悪いなりに△44銀ですが私も今なら44銀を指しますね。悪いなりに攻め合おうという手です。本譜はひどすぎて話になりません。何か相手の方はこの戦型を指し慣れているみたいで、私も角換わりなら右玉というつもりでいたのですが飛車先逆襲、中央で小競り合い、角打ちで桂頭を狙う指し方などが多く、端攻めはあまり見たことがなかったので意識が足りなかったです。つまらない将棋にしてしまい申し訳ありませんでした。

第8期指す順2回戦 よきさん戦

対局開始10分前に慌てて3手詰ハンドブックを開き4問解いた成果がこちらです。

銀の3手詰……。この後65銀左と上がったので銀桂交換ではあるのですが、カッコ悪い棋譜が残ってしまいました。

中盤の競り合いは拮抗していましたが、終盤はよきさんの鋭い攻めが飛んでくる前に寄せ切って勝つことができました。また頑張ります。

第8期指す順1回戦 のぼるさん戦

踏み込みに成功して後一歩で詰ませられるという盤面、当然▲72飛成から考えていたのですが、考えに考え抜いた末に閃いた手がこれ。

驚愕のポカ▲91金!△同玉に▲72飛成の読みだったのですが当然そうは進まず、あっさり△同銀と取られてしまいました……。

以降は飛車切って馬を抜いて第2ラウンドになったのですが、なんとかバランスを保って勝ち切ることができました。また頑張ります。

第7期指す順(B4クラス)振り返り

印象的な局面を振り返ります。

3回戦のばやしさん戦はどうにか穴熊に組めたものの攻められ、△32飛と寄られ飛車を抜かれる筋を突き付けられたのがこの局面。5分40秒の長考で出した▲55歩は最善手ではないものの先手有利をキープする手で、今期ではこの長考が何よりも印象深い時間でした。最善手は▲44銀らしく、言われてみればそうなのですが対局中には全く考えつきませんでした。

ただ、本当に問題があったのはこの局面ではなく、

ここで△86香以下の詰みが生じていて、運も味方しての勝利でした。

4回戦のゆーすさん戦で今期初黒星。これは棒銀の受け方を間違ってそのまま負けている将棋でした。どうしようもないですね。

6回戦のイビアナの娘さんは1回戦終了時に最も警戒すべき相手だと思っていて、ここまでは全勝で来たいと思っていました。実際には1敗だったのですが。ただ、この対局ではうまくカウンターが決まり、終盤は的確に受け続けられて長くなったものの勝ち切ることができました。ここまで5勝1敗となり、今期こそ上位争いができると思ったのです。

7回戦不戦敗、8回戦負け、9回戦負け。本当にひどかったです。不戦敗についてはてるさちさんに本当に申し訳ありませんでした。

(私は後手)8回戦おふろさん戦。ここで△86馬▲同歩△39角▲58飛△49銀までは見えて、▲59飛に△48馬が見えなくて決行できなかったのが敗因です。居飛車の典型的な手筋なのでちゃんと考えられればわかるのですが残り時間も厳しく、脳内盤が読みを打ち切ってしまっていました。

(私は後手)9回戦梅球さん戦。ここで焦って54歩を払ったのが敗着ですね(ノータイムで▲43銀を打たれる)。このタイプの中飛車の攻めに対しては△42銀と上がって数を足すのが形でいつもはそうしていたのですが、手順前後で△64銀~△55歩と固めた後だったので攻めに対応できていると錯覚したのだと思います。手拍子で指してしまい、痛すぎる敗戦でした。

さて、このような悲惨な連敗後に10回戦を迎えることになったのですが、10回戦のよきさんは自分がB4で最も苦手とする相手です。対戦表が発表された時から、こんな終盤(10回戦)に対局が組まれるのかと胃が痛くなっていました。更に、ゆうせいさんの欠場により11回戦は不戦勝となり、これが今期最後の対局となることに決まったのです。

もう3年目ともなるので名前を挙げて書いてしまいますが、よきさんの棋風は、強烈な攻め将棋です。少しのスキがあれば一気に持っていかれる攻撃力があり、更にプロの将棋では見られないような力戦のため、攻めにしろ受けにしろ、どこから手を付けていいのかがわかりません。今期は相手の将棋を気にせず自分の将棋をすると決めていたのですが、よきさん相手だとこちらは居飛車のいつもの攻めを潰されることがわかっていたので、本局だけ中飛車の採用を真剣に検討するほどに悩んでいました。結果的には方針を変えなかったのですが。

(私は後手)図は角を追う△63歩に▲86角と逃げた局面なのですが、代えて▲97角と逃げれば先手良しでした。実戦は▲86角に△65銀▲同金△87角と、龍の利きを遮ってもらいながら金の両取りで馬を作る手を偶然発見し、勝つことができました。この図を見てもわかる通り今期も居飛車は押し込まれ苦しい展開となったのですが、この直前まで駒割り互角で進めてきたように(図の局面は取り返せる銀を取らずに技をかけに行った(悪手)ため桂損)駒損をしなければ見た目ほど形勢は離れないのだから駒損をしないことを重視して指していて、それができていたのが良かったと思っています。

7勝3敗1不戦敗でかろうじて入れ替え戦に引っかかることとなりましたが、入れ替え戦はデメテルさんとの対局でした。指す順に初めて参加した第5期でデメテルさんとはB4で対局しており、この時は棒銀を受けて一方的に負かされる対局でした。今回はこちらが先手番となりこちらから棒銀を仕掛けていき、多少のリードを奪ったものの最後は順当に負けました。ただ、負けたこと自体は順当でいいのですが、

終盤の最後にミスをした局面は思ったよりもひどく、見返してみると▲79香どころか▲79歩で受かる局面となっていて、まだまだこれから長い終盤が当然待っていたはずの将棋をイージーミスで潰していることがわかりました。対局直後や感想戦中は詰めろに気づいて受けていても一手一手だったなと思いこんでいたので(感想戦でも触れず)、後からこんなに受かっている局面だと知って本当にがっくりきました。

別に指す順で上がれなくても将棋は相変わらず好きなので問題はないのですが、結果として残る棋譜のレベルがあまりにもひどい状態というのは解消したいです。

第6期指す将順位戦(B4クラス)を終えて

第6期指す将順位戦は5勝6敗の負け越しで終わりました。最後2局の間は指す将に限らず将棋自体が下手になっていて、それまでと比べて何ができていないのかわかりませんが盤面が見えない状態が続いています。

第6期全体を振り返ってみても、7回戦と9回戦は相手のうっかりに助けられて勝っただけなので、しっかり指し切って勝ったのは4回戦の御鈴さん戦にまで遡ります(その対局も銀をタダで渡す手がありました)。第5期はこんなにひどい対局ばかりではなかったと思うので、なぜこうなってしまったのかはよくわかりませんが、指す将に限っての話だと「対人メタ」をし過ぎというのはあったと思います。8回戦のうしちゃんさん戦が顕著で、相手の方が角換わりに精通しているからと横歩取り(相横歩取り)を選択したら、横歩取りの定跡も相手の方が詳しかったというのがありました。11回戦も角換わりを避けて向かい飛車にする予定だったのですが、相手が25歩を突かないので角道を止める居飛車に予定変更した結果、単純な対応を間違えることになりました。

あまり書くことを思いつかないのでこの辺りで終わりにします。ありがとうございました。