第10期指す順3回戦 田中太郎さん戦 勝局振り返り

田中太郎さんは居飛車も振り飛車も指すので、戦型は読めなかったです。ただ先手番を引けた時には初手▲26歩でいこうとは決めていました。結果的に対三間飛車となり、無事に最序盤を乗り越えられたのは良かったです。

ここで▲56銀か▲36銀を読んでいたのですが、△49飛成と侵入されてしまうのでダメだと気づき(当たり前)▲36歩を選択。結果的に後手は歩得を主張しながら飛車が窮屈になるという展開の序盤になりました。

手順に銀冠に組み悪くないと考えていた序盤。△55銀には▲45銀とかわして△66銀には角を逃げていい勝負だろという読みで本譜も実際そうなったのですが、このあたりは評価値的にこちらが悪いとのこと。たしかに数手進むとこちらが指しにくくなったのでこのあたりの感覚は修正が必要です。手元のソフトによると△55角を防ぐための▲56歩が正着で互角ということなのでそう指せるように頑張ります。

▲37角か▲37桂かで迷った局面。やはりどちらもあるとのことで、迷ったのは間違いではなかったです。しかし▲37桂はいかにも選びにくい……ソフトの読み筋を見ても悪化している感があるので、これは▲37角で良かったということにします。

▲48飛は悪手で、代えて▲22角が正着でした。普通に△37角成▲41飛成のさばき合いで後手リードを許してしまいますよね。今振り返るとここが一番まずかったです。怪しいポイント1。

△54香で利きが止まったのを見てこれ幸いと▲44飛飛び出した(同金は同馬が王手銀取り)のですが、これは合っていたとのこと。これが怪しいポイント2でした。なお、△56香に本譜は▲41飛成としたのですがこれは悪手で、手元のソフトは▲84飛と飛車交換を、24のソフトは▲42飛成と金取りに当てる手を推奨していました。▲42飛成△52金には▲同龍△同金▲66馬で先手良しらしく、しかし飛車渡すと寄せが見えない、相手の飛車をさばかせたくないというのが私の考えでした。評価点がそれなりに違うのでソフトの方が正しいのでしょうけれど……。

▲54歩△同金▲78金。渾身の好手です。これが指したくて毎日携帯中継を見て自分なりにプロの将棋を学んできましたし、これが自慢したくて振り返りを書いています。

ただし▲54歩△同飛には▲55香の予定で、それには△68成銀▲54香△同馬で速度差がついてはっきりと後手良しらしいので(ひどすぎる)そこは深く反省します。じゃあ▲54歩って好手でもなんでもなくね?そうかもしれないけど……手元のソフトは入れても入れなくてもどっちでもいい、▲54歩△同馬▲78金が一応最善かなあ?みたいな評価値でした。

クリミスです。本当は▲83桂と打ちたかったのです。ただこれでも疑問手レベルで勝勢が変わらなかったのは救いでした……。

https://shogi.io/kifus/262151

強敵相手に勝てて、本当に嬉しいです。将棋の内容も(自分の中では)良かったので、もう今期はこれでいいかなって。

そして、次の局が始まるのです……。(7月15日予定)もう少し勝ちの余韻に浸らせてくれ

次局も頑張ります!

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